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こちらのいろいろな質問に1つ1つ目を大きくして、真剣に考え、そして微笑んで軽快にトークする表情は実に豊かだった。自身も人と会話するのが大好きで人間大好きだと言う北山さん。
北山さんが小学生だった頃、会う人すべてに挨拶をするのが楽しみだったそう。これは大人になるまで続き、近所のおじさん、おばさんはもちろんのこと、駅員や駅売店のおばさんにまで毎日、挨拶が日課になっていたそう。「挨拶好きは親譲りです。挨拶を続けることで、人に興味をもったり、その相手の良さや変化を発見できることに気づいたんですよ」と話す。
「どうして、接客ですごい実績を作れたのですか?」と聞くと「お客さんから感謝と言う幸せを毎日もうらことで、壁にぶつかったときに私たち(販売員)を応援してくれるものになったんです」と満面の笑顔で話す北山さん。接客で1番大事なことはお客様を愛すること・・・。そして同時に一緒に働くスタッフを愛すること。
「スタッフをほめられない人はお客様をほめられないと思うんです」北山さんは、そのスタッフをもっとほめるために、各スタッフの長所だけを集めたレポートを100枚以上書いたと言う。そして、新人だろうとベテランだろうと全員にそれぞれの得意分野の役職をつけた。そのチーフ名は「笑顔チーフ、挨拶チーフ、倉庫チーフ」と何十ものユーモアたっぷりのチーフ名をつけていった。
ファッション、接客How toなど多くの本を書かれている北山さん。07年6月に出版した『上司のための印象10倍アップ服装術』(東洋経済新報社)は、男性が部下に好かれるための装い術が書かれている。加齢臭も身だしなみも“そんなの関係ねぇ”となってしまった彼氏、旦那様たちに是非、プレゼントしてはいかがでしょうか。
取材が終わりその場を離れ、私は名残惜しくフッと後ろを振り返った。そこには、手を振りずっとこちらを見ていてくれる北山さんの笑顔があった。北山さんの原点を見る思いだった。